むちうちなら金町南口整骨院

親指側の手首の痛み~腱鞘炎編~

葛飾区金町、京成金町駅から徒歩3分。

金町南口整骨院です!

当院のHPをご覧いただきありがとうございます。

今回は手首の痛みでも、特に親指側に痛みが出る場合の記事を書きました。

この親指側に出る痛みが特に腱鞘炎と呼ばれています。

腱鞘炎は手首の使いすぎや負担のかかり過ぎ、と言われることが多いと思いますが実はそれだけではありません。

同じ内容の作業をしていても腱鞘炎になる人とならない人がいます。

また当院に来院されている腱鞘炎の患者さんでもも、手首や親指を使いすぎているわけでは無いのに発症してしまっているケースも沢山あるので、そのあたりもお話していきます。

腱鞘炎とは

腱鞘炎(けんしょうえん)は、腱の周囲を覆う腱鞘(けんしょう)の炎症。症状として、患部の痛みと腫れがあり、患部の動かしづらさが見られる。腱自体の炎症である腱炎(tendinitis)を合併することが多い。 ひどい場合は痺れて動かなくなったり局部が出っ張ったりしてしまう。 部分を冷やしてもあまり変化なく、痛みは長続きする。

ウィキペディア(Wikipedia)より引用

俗に使いすぎによる炎症と定義されている事が一般的です。

ただし、使いすぎでないのに発症することも非常に多いのが現実的にあります。

もちろん使いすぎによる腱鞘炎もありますが、ここでは割愛させて頂きます。

手を特に使っていないのに腱鞘炎になる?

病院で腱鞘炎と診断されてサポーターをつけて来院された方がいました。

その方のお仕事はデスクワークで、特別重い物を持ったり繰り返し手首や親指に負担をかける事はなく、あまり変わったことはなかったのに痛みが出てきたとの事。

また、他の同僚の方は腱鞘炎にはなっていない事も疑問に思っていたそうです。

その患者さんは腱鞘炎と診断を受けてから1ヶ月ほど出来るだけそちらの手は使わないように気をつけていたが、痛みは和らがず当院に来院されました。

手や指の使いすぎが原因であるならば、使わずに安静にしていれば良くなる。

この考えは間違いないと思います。

しかし、それを実施したのに何故痛みは和らがなかったのか?

ここが非常に重要な原因が隠れているのではないかと思います。

腱鞘炎になりやすい方の特徴

今回の患者さん以外でも腱鞘炎になってしまった方の特徴があります。

  • 首・肩の筋肉が固まっている
  • 姿勢が悪い(特に背中が丸まって頭が前に出るような姿勢)
  • 肩が中に入り込んでいる(巻き肩)
  • 背中の背骨の横の筋肉が片側だけ盛り上がっている
  • 骨のズレがある(特に頚椎、胸椎)

また、これらの特徴と共に、片側の腕だけ疲れやすいという状態になっている方が非常に多いです。

これらが要因で腱鞘炎になっているといっても過言ではありません。

上記の状態になっていると少しの負担でも痛みが現れたり、場合によっては炎症したりしてしまいます。

骨のズレがあると腱鞘炎になりやすい

先ほども述べたように、指を使いすぎていなくても腱鞘炎になります。

そして腱鞘炎になる方の特徴があります。

この特徴があると腱鞘炎になりやすいのです。

では、表題の骨のズレがどのように腱鞘炎に繋がっていってしまうのかを説明いたします。

骨のズレと腱鞘炎の関係性

筋肉は神経によって力の抜き入れ、動かす、止めるなどの制御がされています。

神経の働きが正常ならば筋肉の制御も問題なく行えるはずですがそれが上手くいかなくなることがあります。

その要因は背骨のズレ。

特に腱鞘炎になってしまった方は、主に頚椎、胸椎という背骨のズレが著名にあります。

腕に向かう神経は頚椎から出ています。

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黄色いのが神経ですが、これが指先へと繋がっていくのです。

頚椎という首の骨がズレてしまっていると神経の伝達が正常に働かなくなり、その神経が関わる筋肉を緊張させてしまいます。

結果指先を使っていないのに指先までも無意識的に緊張させてしまうのです。

緊張状態にある筋肉は常に「ぐっ」っと力を入れているイメージになるので、疲れやすかったり、筋肉の先にある腱を不必要に引っ張り続けてしまいます。

そうすると、炎症が起きなくても痛みを感じる状態になりますし、炎症も通常より起きやすくなってしまいます。

 

また、図のように神経の周りに血管も一緒になって走行しているので、血流も悪くなりやすいです。

そうすると更に筋肉に対して栄養素を運びにくくなってしまうので筋肉を更に固めていってしまいます。

これもまた、腱鞘炎に陥りやすい状態となっていきます。

これらが要因になっている可能性が非常に高いのです。

今回の患者さんも

  • 首・肩のコリ感が常にある
  • 頭が前に出て背中が丸くなっている
  • 骨のズレがある

という状態だったので、それらを施術していくと症状が改善されていきました。

骨のズレを調整していく事で、神経や血管の通りがスムーズになり、結果的に筋肉の緊張や硬さが取れていく事で親指の筋肉が緩み、症状が回復しやすくなるのです。

腱鞘炎の症状をよくしていく為に

指の使いすぎと自覚をされている方は、極力使わずに安静にして見てください。

2週間極力使わずに症状が良くなるのであれば、良いのですがそれでも変わらなかった場合は、今回のように指の使いすぎでは無く、骨のズレが影響している可能性が高いと思われます。

その時に、自分の骨のズレがどうなっているかは分からないと思いますので、ご自身でチェックする項目があるので確認してください。

  • 首肩の筋肉が硬いか?

筋肉が固まっているときはほぼ背骨のズレもあると考えてください。

 

  • 姿勢が良いか?(良い姿勢が楽に取れるか?)

背骨は丸まっている状態がもっともズレやすいです。

普段から下を向くことが多かったり、背中を丸めて作業する事が多い方は注意です。

 

  • バンザイが楽に出来るか?(両方耳の横に腕が当たるまで楽に出来るか?)

バンザイが楽に出来ない場合肩関節の可動性が低下しています。

 

これらが出来ない場合の時には骨のズレを解消した方が腱鞘炎が早く良くなります。

自分の体がどういう状態かを知るきっかけにもなるので、腱鞘炎でない方も行なって見てください!

まとめ

  • 腱鞘炎は指の使いすぎの場合とそうでない場合がある
  • 指を使いすぎていないのに腱鞘炎になる方は特徴がある
  • 骨のズレが腱鞘炎に関係している

 

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