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金町南口整骨院です。
今日は顎関節症について記事を書きました。
当院に通院している患者さんが、
- 「昔、顎関節症だったんです」
- 「顎関節症は昔からあった」
- 「顎関節症を治療中です」
など仰られる事が最近重なって、記事を書こうと思いました。
一般的には顎関節症は歯医者さんや口腔外科の分野ですが、東洋医学でも顎関節症は対象の1つです。
顎関節症に何が一番有効なのかは、患者さんによって違いはあると思います。
しかし、顎関節症の方で歯医者さんや病院で治療をしていても中々良くならないという方もいらっしゃいます。
なので今日は
- そもそも顎関節症とは?
- 顎関節症の症状
- 顎関節症の原因
- 顎関節症の診断方法
- 顎関節症の治療
について説明をしています。
顎関節症の人や自分で顎関節症かも?と思うかたは本記事を参考にどういうものかを理解して頂ければと思います。
そもそも顎関節症とは?
初めて聞いた、「顎関節症」ってたまに聞くけど良く知らない
そんな方が多いのではないでしょうか?
一度ちゃんと調べてみると、日本顎関節学会のサイトには以下の様に記載されています。
顎関節症は、あごが痛む(顎関節痛・咀嚼筋痛)」、「口が開かない(開口障害)」、「あごを動かすと音がする(顎関節雑音)」のうちの1つ以上があり、これらと同じような症状の出ることのある、顎関節症以外の病気がない時に顎関節症と診断されます。
実際には、患者さんへの聞き取り(問診)、あごの動きの検査、あごや咀嚼筋の痛みの検査、レントゲン検査、必要に応じてMRI検査などを行い、顎関節症以外の同じような症状を呈する疾患を鑑別した上で診断を行います。
また、痛みには、身体的な傷害だけではなく、心理的・社会的な因子も強く関連することから、これらの状態は心理テストなどを用いて検査する場合もあります。
顎関節症は顎関節部分に痛みや運動障害を生じるものを総称して呼びます。
代表的な症状は
- あごが痛む(顎関節痛・咀嚼筋痛)
- 口が開けられない(開口障害)
- あごを動かすと音が鳴る(顎関節雑音)
ただ、音が鳴るという状態は、首を動かした時に鳴る時や指を鳴らすような時と同じ場合で音が鳴っても問題が無いこともあるので、口を開けた時に音が鳴るだけであればさほど気にしなくて良いとされています。
しかし口を開けて音が鳴った時に痛みも併発するようであれば、顎関節症で治療を受けた方が良いケースにあたります。
顎関節症は20~30代が発症しやすいとされ、男女差では女性の方が男性の2倍発症しやすいと言われています。
しかしこの部分に関しては明確な理由が示されている論文がありませんでした。論文や学術を調べて何か情報がありましたらアップして行きますね。
顎関節症の症状
先ほども少し触れましたが症状は以下のものが代表的です。
- 顎関節を動かした時に痛みが生じる
- 口が開けづらい
- 口を開くときに音が鳴る
- 硬い食べ物を噛めない
- 大きな食べ物を食べられない
顎関節症があると更に首や肩などにも悪い影響を与えて首や肩の様々な症状に繋がってしまうという状態にも繋がると言われています。ここの部分についてはまた別記事にて説明をして行きます。
顎関節症の原因
顎関節症の原因ですが、これも当院に来院されている患者さんにお話を聞いていくと「かみ合わせ」が原因だと仰られる方が多いです。
確かにかみ合わせが悪いと様々な不具合が起こると言われておりますが、歯並びが悪い人やかみ合わせが悪い人が全員顎関節症になっているか?というとそうでは無いです。
最近の情報ではかみ合わせなどの問題だけで起こるのではなく
- 精神的緊張具合
- 物理的刺激を受けるスポーツや要因
- 顎関節の構造の崩れ
- かみ合わせ
- 外傷
- 日常生活の癖
- 食事の習慣
- 睡眠環境
という様々な要因が重なり合って顎関節症を引き起こすと考察されております。
なのでかみ合わせ自体も要因の一つですが、それだけで顎関節症が引き起こされるのでは無いのです。
意外に思われがちですが精神的緊張や睡眠環境も影響を与えるのは、筋肉が緊張状態に陥ってしまうと顎関節や周囲の筋肉に影響を与えて痛みや運動障害を与えてしまうのです。
また、大きく関わる要因として「頚椎のズレ」も見逃せません。
身体の活動を管理するのは脳みそですが、その脳からの指令を身体の各器官に伝えるのが全身に張り巡らされた神経です。
あごに大きく関わる三叉神経は耳の後ろあたりから出ており、頚椎の1番がズレる事でここの皮膚が硬くなり三叉神経が窒息してしまいます。
また頸椎その上の頭の骨である後頭骨は口を大きく開ける際に補助的に動きます。大きく開口すると少しだけ頭を後ろに倒す動きが自然と引き起こされます。
この動きが無くなることもあごの筋、関節に負荷がかかる要因となりえます。
この顎関節症の原因の部分は深掘りしていくと更に長文になりますのでまた別記事にて説明をしてアップしていきます。
ここでのポイントは、一つだけが原因では無いので自分自身の環境や状況を分析していく事が大切と覚えて下さいね。
顎関節症の診断方法
顎関節症の診断方法は顎関節症かそれ以外の問題かをチェックしていきます。
それ以外の問題とはいわゆる顎関節症ではなく何か病気や疾患が無いかをチェックしていきます。
ここはとても重要で自分で顎関節症と思っていても違う疾患や病気が原因の場合もあるのでCTやMRIなどで鑑別診断をしていきます。
CTやMRIでは顎関節にある関節円板に問題がある場合や何も問題がない場合は、問診や顎関節の動きをチェックしたり触診して筋肉をチェックしたりします。
顎関節症では3つのタイプに分けられるので
- 咀嚼筋障害
- 顎関節障害
- 関節円板障害
問診や各検査にて分けていき、それぞれに合わせて対応をしていきます。
顎関節症の治療
顎関節症では
- 咀嚼筋障害
- 顎関節障害
- 関節円板障害
この3つのタイプによって治療法は違いが出てきます。
1の咀嚼筋の場合は筋肉による影響を受けているので
- 固いものを食べずに筋肉の負担を和らげる
- 咀嚼筋に対してほぐす
- 咀嚼筋に対して電気をかける
- 咀嚼筋に対して温める
- 薬を服用する
などがあります。
2の顎関節の場合は顎関節のアライメント(構造)が崩れているので
- マウスピース
- 生活習慣の癖を直す
- 顎関節の構造を調整していく
- 薬を服用する
などがあります。
3の関節円板の場合は関節円板自体に問題があるので
- 外科治療
- 薬を服用する
と手術や注射などでアプローチをしていく形になりますが、顎関節症のほとんどが外科治療をせずに1と2のような方法でアプローチをしていくそうです。
僕たち整骨院で顎関節症に対してサポートできるのは1と2のケースなのです。
主に他の関節との連動、神経の繋がりから施術していく形になりますが、この部分に関してもまた別記事で説明をしていきますので、記事が出来次第アップしていきます。
まとめ
- 顎関節症に関しては未だ明らかにされていない事が多いです
- 顎関節症は若い人に多く高齢になるにつれて減っていく
- 顎関節症の症状は口を動かす時に痛みが出たり運動障害があったり関節雑音の3つが主である
- 顎関節症の原因はかみ合わせが問題のイメージがあると思いますがかみ合わせだけが原因ではなく様々な要因が重なって起きると言われている
- 顎関節症の診断方法もその他の病気が無いかをチェックしていく
- 顎関節症には咀嚼筋障害、顎関節障害、関節円板障害の3つのタイプに分けられる
- 顎関節症の治療は3つのタイプ別にある
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